NIJ研究会は、STマイクロパイル工法並びにGTM工法の技術向上普及を図るために設立された、民間の共同研究開発組織です。
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マイクロパイルとは
マイクロパイルとは 海外の施工事例 削孔方式
■マイクロパイルの削孔方式
一般にマイクロパイルの削孔方式は、回転のみで削孔する回転式と、回転と打撃で削孔する回転打撃式に分けられ、駆動装置・スライム排除方式・削孔ツール類との関連で回転式はロータリー削孔とオーガー削孔に、回転打撃式はトップハンマー削孔(地上駆動装置式)とダウンザホールハンマー削孔(地下駆動装置式)に分類される。また、削孔方式は、削孔時のスライム排出方式、使用する安定液(清水、泥水等)と孔壁防護工との関連で、湿式と乾式および単管外返し方式と二重管内返し方式に分けられる。
STマイクロパイル工法では、削孔時の安定液(清水、泥水等)による地山の乱れ、適用する杭緒元
(鋼管径・肉厚)およびこれまでの施工実績を考慮し、乾式二重管削孔によることを原則としている。
削孔方式の分類
削孔方式の分類
【1】 回転式削孔
回転式削孔は、粘性土や砂質土等を対象とする場合や、騒音・振動を抑制する必要がある施工条件等において採用される削孔方式である。回転力と押込み力で削孔するため、硬い地盤では一般に施工能率が低下する。
STマイクロパイル工法では、切削拡径ビットとオーガー併用により削孔時に安定液(清水、泥水等)を使用しない乾式二重管削孔によって鋼管を直接打設する方式を採用している。
オーガー併用回転削孔方式の概要   削孔ツール装備状況
    削孔ツール装備状況
切削拡径ビット   削孔・排土状況
切削拡径ビット   削孔・排土状況
オーガー併用回転削孔方式の概要
オーガー併用回転削孔方式の特長
1. 削孔時に泥水等の安定液を使用しないため、泥水処理設備が不要で地山の乱れも少ない。
2. 適用鋼管径(100〜300mm)が多く、大深度(50m 以上)削孔にも対応できる。
3. 回転式削孔は、削孔時の騒音・振動が小さく、都市部等の粘性土・砂質土に適する。

【2】 回転打撃式(ダウンザホールハンマー)削孔
ダウンザホールハンマー(D.T.H)方式による回転打撃削孔は、削孔ドリル本体を削孔ビット直上に取付け、ロッドを通して送られてくる圧縮空気によってシリンダー内のハンマーピストンが往復運動をおこし、先端削孔ビットを直接打撃するため、エネルギーロスが少なく、削孔の方向性が良い。岩盤をはじめとして、巨礫層、転石・玉石混じり砂礫層など、複雑な地盤に対する削孔性能が高い。
但し、ハンマーの効率的な運動と孔のクリーニングには、削孔径・使用ツールスに応じた空気量・空 気圧・管内流速の設定や施工環境に応じた粉塵対策が重要となる。
ダウンザホールハンマー方式の削孔システム
ダウンザホールハンマー方式の削孔システム

(a)削孔時(偏芯拡径)   (b)回収時(収縮)   (C)削孔状況写真
(a)削孔時
(偏芯拡径)
  (b)回収時
(収縮)
  (C)削孔状況写真
ダウンザホールハンマーによる削孔状況